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📑 この記事の目次
親の介護が始まると、「費用は誰が払うのか?」で兄弟間のトラブルが起きやすくなります。この記事では、法律上の扶養義務と実務的な費用分担のルールを解説します。
法律上の扶養義務
民法877条では、直系血族及び兄弟姉妹は互いに扶養する義務があると定められています。つまり、親の介護に関する費用は子ども全員に分担義務があります。
ポイント
「長男だから」「同居しているから」という理由で一人が全額負担する法的義務はありません。兄弟姉妹は均等に負担するのが原則です。
トラブルを防ぐ5つのルール
- 早い段階で話し合いの場を設ける — 要介護認定直後が理想
- 親の資産・収入を全員で把握する — 年金額、貯蓄、不動産
- 費用分担は書面にする — 口頭だけの約束は後でトラブルに
- 「費用」だけでなく「時間」の負担も考慮 — 近くに住む兄弟は時間を負担、遠方の兄弟は金銭を多めに
- 定期的に見直しの機会を作る — 状況変化に合わせて半年ごとに再検討
よくあるトラブルパターン
- 「長男の嫁が看るべき」 — 法的には嫁に扶養義務はない
- 「遠方だから関係ない」 — 距離に関係なく扶養義務はある
- 「親の面倒を見たから相続で多くもらうべき」 — 寄与分の請求は可能だが立証が必要
話し合いがまとまらない場合
- 家庭裁判所の調停 — 扶養に関する調停を申し立てることができる
- 弁護士に相談 — 法的な立場を明確にして交渉
費用のことで兄弟と絶縁してしまうケースもあります。早めの話し合いと書面での合意が最も重要です。
よくある質問(FAQ)
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親の意向とは別に、法律上は兄弟姉妹全員に扶養義務があります。ただし、親の貯蓄で賄えるのであれば、親の意向を尊重しつつ最終的な費用不足時の分担を取り決めておくとよいでしょう。
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はい。扶養義務に関する調停・審判を家庭裁判所に申し立てることができます。裁判所は各兄弟の収入・資産・生活状況を考慮して分担割合を決定します。
まとめ
親の介護費用は兄弟姉妹全員で分担するのが法律上の原則です。早期の話し合い、親の資産の把握、書面での合意の3つを実行して、トラブルを未然に防ぎましょう。
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